3日間のべ14時間の「ホームページ活用講座」は終了した。そのまとめをしてみたいと思います。講師の村上肇さんより、従来型の「ネットの常識」「ネットをしている者の思い違い」を指摘され、思考の再構築を迫られました。
「検索エンジン対策はしてはいけない。今の時代はSEO対策は有害無益である。」
「最近の検索エンジンは使う人向けにパーソナルな検索表示傾向になっている。検索順位の上位だけを目指すSEO対策は無意味になってしまった。」
数年来のSEO対策だけで、全国行脚して講演していた講師もいたようだが、今はどうしているのか?あの当時はあれで良かったのだろうが,今は違うな。と今にして思う。
「インターネットには銀座はない。明確な意思をもって検索してくる。」
「これからのホームページ造りは、誰に何を明確に伝達するのか。それが大事な時代になりました。」
「競争社会に身を置くことなく、前人未到の得意分野を創り出し、無敵になる。ことが今回の講演のテーマ。そのためには専門家になること。1点突破のメッセージをホームページ上でどう表現するか。文章や画像や動画でどう表現するのか。」
社会運動をしているときに「一点突破 全面展開」とか言うスローガンがありました。まさにそういうことなのです。
「いくらアクセス数が増えても無意味である。いかに中身をしっかり書くか。誰に、なにを伝えるのか」が大事である。
「WEBサイトの骨子を決める。訴求力のあるホームページを作成すること。」
「ネットはテレビのような垂れ流しが出来ない。大量宣伝が出来ない。困っている人、強い意志を持った人たちがネットで検索しホームページにやってくる。その人たちを満足させるホームページづくりをすべきである。」
「0・1秒で判断される。だから屋号とキーワードが重要。デザインも大事。」
「従来の広告手法は以下の通り。
注意→関心→欲求→記憶→行動(1929年)でした。
その後電通がネット時代を見越して次の法則を打ち出した。
注意→関心→検索→行動→購買)→共有 である。
講師の村上肇さんはこう提唱されています。
問題→検索→注意→関心→納得 であります。
ファーストビュー(パソコンの可視画面)で訴求力のある画像とメッセージが必要になります。」
ネットが進歩しブロードバンドになってからホームぺージ作成のありかたも変化しました。
「画像は軽く、小さく」「画面は600ピクセル程度で」となっていました。2003年当時販売されていたテンプレートは670ピクセルの画面でした。その中に入れる内容記事は630ピクセルですべて表現していました。
現在は940ピクセル程度の幅でホームページは作成されています。
検索エンジンが性能が向上してきたので、すべてのホームぺージの記事は入り口になってきた。検索されていて自分のこしらえたホームページすべてが「入り口」になる。だからどのページも気を抜かないように作成しないといけない。
yahooの「サイト検索」時代が主流の時代は、検索結果はトップ・ページが表示されていた。Googleが台頭してきて「ページ検索」の時代となり、Yahooもその方式に追随した。
ネットの使用時間が増え、「パーソナル検索」の時代になればこそ、「伝えたい人に絞り込んで自社の(特長ー強みを適切に伝えるホームぺージづくり。」
「お客様が困ったときにこそ役に立つホームページこそ価値があるのです。」
電通が創業120年目にして赤字になりました。大企業が大量宣伝してもものが売れない時代になったのです。市場が縮小し、細分化しました。だからこそ特色のある中小零細企業には大きなチャンスであると思います。
村上肇さんのセミナーを3日間(14時間)受講してそう確信しました。
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