町内の方の家の防錆塗装のお手伝いをしました。

 町内会でお世話になっているある長老さんの自宅に出向き、防錆塗装を午前中しました。今日の高知市4月10日なのに冬型になり寒いこと。
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 朝作業始めの気温は15度。正午でも16度しかない。昨日は20度を超えていて絶好の塗装日和でしたが、長老夫婦は用事があり作業ができませんでした。それで今日になりました。l
 20度を超えておれば防錆塗料(ラストボンドSG)が使用できましたが、今日中に乾燥硬化しません。それで冬型のラストボンドLTのサンプル(富士山測候所用)があったので、それを使用しました。これなら夕方までになんとかなるでしょう。
 
 家屋の敷居がトタン。経年劣化で剥げています。亜鉛メッキ面でも旧塗膜面でも強固に引っ付きます。試験塗装はいつもしているので長老宅でしました。養生作業や、さび落とし作業や塗装も長老と一緒にやりました。
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 写真はまた業務用のサイトにアップします。この防錆塗料は特殊塗料で業務筋が土木関係や建築塗装でこの冬から春先も使用していただきました。一般家庭用にも当然使用できます。
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 ただ業界の「言葉の壁」があり、防錆塗装になじみのない一般の人たちを納得させられるかどうかの実験ですね。ついでに長老への奉仕もあります。地域活動は長老さんが大事ですから。

 塗装作業は敷居はすぐに終わり、鉄の物干し竿うや盆栽を置いてある鉄部なども塗装させていただきました。
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ラストボンドは錆面にそのまま塗装できますか?

 あるお客様からラストボンドSGに関して質問がありました。

 ラストボンドSGについてお聞きします。
「錆面に深く浸透して、錆を抑える」との効能があるようですね。

 錆面を錆落とし作業をすることなく、そのままラストボンドSGを塗装してもよろしいのでしょうか?

 また酷いサビ面でもラストボンドSGで防錆できますか? とお問い合わせです。

 それに対する回答です。


 ラストボンドSGは「錆面に深く浸透し、錆を抑える力」があります。
 
 説明書もご参考下さい。

http://www.nc-21.co.jp/products/pd_02_03.html

 でも一般の錆止め塗料を塗装される前に、錆落とし作業はされますね。その程度はしてください。

 写真は錆落とし作業を待ったくせずにラストボンドSGを塗装した鉄面です。剥げかかった古い塗膜もそのまま抑えこんではいますが、この状態でラストボンドSGをそのまま塗装されるのはよろしくありません。これは悪い見本です。

 錆面と古い剥げかかった塗膜は錆落とし作業をされ、スクレパーやワイヤブラシ、ディスクサンダー等で除去してください。入念にされてください。

 そうした作業をされてからラストボンドSGを塗装してください。より防錆効果が出ます。
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株式会社創の10周年記念祝賀会に参加しました。

 2009年10月に弊社のホームページ「防錆屋」(http://www.nc-21.co.jp/)を株式会社創さんに作成いただきました。そんなご縁もあり、四国の高知の田舎から参加させていただました。

 個人的には前日も弊社が所属している塗料組合高知県支部の総会と懇親会がありました。その後に夜行バスに乗車、京都へ向かい、会場に浜大津に駆けつけました。結構きつめの日程でございました。

 琵琶湖周遊の大型船を貸切っての船上パーティでした。関西地方を中心に、株式会社創に関係が深い100人が参集しました。

 代表の村上肇さんが、10年の歩みをスピーチされました。1997年という第1期ネット時代の草分け時代で、「マグネットワールド」の話もされました。そして2002年ごろ独立され「ファーストラボ」というインターネット関連会社を創業されました。
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 その翌年頃に講師で高知へ来られ、講演を聞きに行った記憶があります。ちょうどその当時わたしも四苦八苦しながら自社のホームページを立ち上げた頃でした。

 その後数年が経過しました。その間に㈱創になられたようです。2008年ごろに高知県産業振興センターのIT講師として講演をされました。大変刺激を受けました。
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 そして2009年の高知での講演会の後に、ホームページ作成依頼をいたしました。当時はリーマン不況の最中。懸命に事業計画を作成し、銀行を説得して「新規事業推進」ということで、正式にホームページを5月に依頼し、10月に完成引渡しをしていただきました。

 村上肇さんと三品秀夫さんが高知の弊社まで来て頂き、聞き取り調査をされました。それはわたしが何をしたいのか。ホームページ作成の「意義目的」と「期待される効果」を整理し、はっきりさせる作業でした。

 当時村上肇さんは「一言でユーザーが思い描けるできる屋号(ホームページのタイトル)が必要です。貴社の場合は「防錆屋」という屋号にされ、より専門性を際立たすものにしないといけない。」と言われました。

 ホームページ作成後は、問い合わせは格段に増えました。とくに今年(2012年)に入り、お問い合わせの件数が各段に増えました。販売品目の販売も向上しつつありますね。

 まだまだ売り上げは小さいものですが、今後は増加するであろうと思います。

 講演会のなかで村上肇さんはこういわれました「メーカーになれ」と。

 私の業界であれば現在あるような塗料メーカーに私がなるということではありません。相談に対応していくうちに顧客本位の会社に自社がなり、社会の流れに適合し
「価値を創造していく」会社になりましょう。ということであるとわたしは解釈しました。とても励まされる言葉です。

 それをサポートするために株式会社創では「とも販」という仕組みも開発されました。
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 会場では関西近辺の多大な実績を上げられている企業経営者の皆さんのお話も聞くことができました。

 またホームページを作成いただきました三品秀夫さんにもお会いすることができました。

「最近は全国各地のユーザー様からの真剣な防錆対策の質問が寄せられ、回答するだけでくたくたです。なんとか真摯な質問に適切に回答できるだけでなく、製品や仕組みを販売できるようになりたいです。」と決意表明をさせていただきました。

 村上肇さんも「せっかく貴社に来ている真剣なお問い合わせを活用し、お互いが利益になるような関係をつくられるように頑張ってください。」と励ましていただきました。

 一段と身を引き締め、お客様の防錆対策の要望に、具体的な解決策をどんどん提示できる企業になりたいと強く思いました。
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サビランジャー・ネオシールNS-1117試験塗装

セントラル産業製造の「サビランジャー・ネオシールNS-1117(二液タイプ)をサンプルをいただいていました。このたび試験施工をしました。

 9月23日午前8時 高知県香南市夜須町。YASU海の駅クラブハーバー手摺部を試験塗装しました。外気温は21度でした。湿度は45%です。

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 ワイヤブラシでサビ落とし、すぐに塗装しました。
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 海の近くの手摺部は錆が酷い状態です。いろんな防錆塗料や防錆剤を試験してみましたが、どれも錆には勝てませんでした。今回はどうなることでしょうか?
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 二液混合型の塗料のようですね。エポキシ樹脂のようですので、紫外線に弱いと思います。上塗りにシルバー色のペイントを塗装してみます。それで持てば、防錆力があるというものです。

 今後ハーバーへは休日にセーリングに行くので時折観察していくつもりです。

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33年の防錆力がありました。

 ある水力発電所の水圧鉄管。なんと33年前に防錆塗装されていました。
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 当時の仕様は

 素地調整  1種ケレン(サンドブラスト)

 下塗り   ネオゴーセ2300プライマー(二液型エポキシ塗料) 神東塗料

 中塗り   ラバール100中塗り(塩化ゴム塗料)

 上塗り   ラバール100上塗り(塩化ゴム塗料)

  1978年に塗装されていました。殆ど痛んでいませんね!素晴らしい。
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 それで今回は以下の仕様で防錆塗装がされます。

 素地調整  3種ケレン(

 下塗り   カーボマスチック15FC(浸透性厚膜エポキシ塗料) ジャパンカーボライン

 上塗り   カーボマスチック15FC(浸透性厚膜エポキシ塗料) ジャパンカーボライン

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タイヤのホイル部の錆落しと防錆油

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 軽トラのタイヤのホイル部が錆ています。
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 「無公害サビ除去剤 RS-R1000」を刷毛で、錆びている箇所に塗りつけました。そして水洗いしました。
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 強い酸性であるそうです。

 軽めのサビは簡単に取れました。錆が進行している部位は何度も塗って、何度も拭き取りました。なかなか取れないものです。
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 やはりねじなどは錆とり剤の溶液に浸漬し、後で水洗いが出来れば良く取れると思います。しかしながら、浸漬も水洗いもできない箇所が実際の現場では多いと思います。

 錆取り後は、エコネット㈱のフルイドフィルムのスプレーを吹き付けました。
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 現在経過を観察しています。どうなるのでしょうか。

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亜鉛めっきの柵も10年程度が限界 再塗装を

  YASU海の駅クラブのハーバーの柵ですが、2001年ごろにどぶ漬け亜鉛めっき面の鉄柵で設置されたと思います。潮風の強い環境での亜鉛めっきの耐用年数は、だいたい10年程度といわれています。

 潮風と波しぶき、紫外線の影響、降雨などで、一般市街地よりは厳しい条件下にあります。
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 現在は錆こそあまり出てはいませんが、既に亜鉛めっきの保護面が消滅した箇所もあり、今年か、来年にきちんとした防錆塗装をしたほうが良いと思います。

 塗料とすれば、「ラストボンド」を下塗りして、「カーボマスチック15」を上塗りすれば、鉄柵の寿命は10年程度延びると思います。

 厳しい海の近くの送電鉄塔で、「カーボマスチック15」の2回塗りで20年程度の耐用年数があります。それは実績で照明されています。

 参考事例 来島どっく線の23年目の観察
        来島どっく線の25年目の観察

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海浜部の手摺の錆落しと防錆油の塗布

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 2010年11月10日に香南市夜須のYASU海の駅クラブ管理のヨットハーバーの手摺部を錆落し作業を行い、除去後防錆油(スプレー式)を塗布しました。

 ハーバーの手摺。錆落し前の状況。波しぶきが直接風向きにはよってはかかります。また海に近い部位は大潮や台風時には波に洗われるという大変厳しい条件です。

 手摺は2001年高知国体セーリング競技会場設備として本大会の前年整備されました。どぶ漬け亜鉛めっきですが、耐用年数を過ぎております。

 既に7年目(2007年12月23日)にして著しく錆びていました。ハーバーの年末大掃除。片付けの時期に、長期防錆塗料であるカーボマスチック15を刷毛にて塗装しました

 2007年12月23日「ハーバーの腐食した手摺を防錆塗装」
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 その後腐食が酷く、土台部を香南市がコンクリートで補強したようですが。やはり錆落し作業が不十分であったようで、3年経過すると錆がでていました。

 錆落とし剤「錆取り・ねばる君」を使用し、錆を落とし作業をしました。手摺の1部は2007年当時もそうでしたが、孔食錆やこぶ状の錆、積層錆になっていました。特に柵の柱に横棒を留めているボルト部の内側が著しく錆びています。この箇所は手が入らず2007年当時もお手上げ状態。錆落し作業が全く出来ませんでした。
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 錆取り・ネバル君を刷毛で錆びている箇所に塗布します。暫くしてからウエスでふき取りします。酷い錆の箇所はワイヤブラシで除去しました。
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 結局数回錆取り・ネバル君を塗布し作業しました。塗りつけて、水洗いし、乾燥させてまた塗っての繰り返し。またウエスでふき取る作業。わずかな箇所ですが、朝10時過ぎから作業を開始して、錆取り作業が終わったのが午後2時過ぎでした。(まだ錆は残ってはいるが錆取り・ねばる君がなくなってしまいました。)
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 簡便な錆は簡単に落ちます。しかし酷い錆は塗布し、ふき取った程度では落ちません。前回(2007年)も今回も機械力なしで錆落し作業をしましたが、不十分でした。

 市販の錆落し剤はだいたい強酸性で、溶液に浸せる程度の小さな部品やねじなどであれば良く落ちると想定できます。しかし固定物や構造物の場合の酷い錆落しには限定的な効果しかありませんですた。それでもやらないよりはましになりました。

 柵全体が錆びているのでがなく、極端に錆びている箇所から錆汁が流失している状態でした。その錆汁も柵面が凹凸があるので、ふき取るには難儀しました。

 防錆油の塗布
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 スプレー式の防錆油を吹きつけしました。効果があるかどうかは不明です。

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スタジオジブリの広報戦略

 スタジオ・ジブリは広報に力をいれておられます。動画チャンネルまでこしらえています。

 スタジオ・ジブリ広報部長の動画チャンネル。

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3日間HP活用講座のまとめ

 3日間のべ14時間の「ホームページ活用講座」は終了した。そのまとめをしてみたいと思います。講師の村上肇さんより、従来型の「ネットの常識」「ネットをしている者の思い違い」を指摘され、思考の再構築を迫られました。

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「検索エンジン対策はしてはいけない。今の時代はSEO対策は有害無益である。」

「最近の検索エンジンは使う人向けにパーソナルな検索表示傾向になっている。検索順位の上位だけを目指すSEO対策は無意味になってしまった。」

 数年来のSEO対策だけで、全国行脚して講演していた講師もいたようだが、今はどうしているのか?あの当時はあれで良かったのだろうが,今は違うな。と今にして思う。

「インターネットには銀座はない。明確な意思をもって検索してくる。」

「これからのホームページ造りは、誰に何を明確に伝達するのか。それが大事な時代になりました。」

「競争社会に身を置くことなく、前人未到の得意分野を創り出し、無敵になる。ことが今回の講演のテーマ。そのためには専門家になること。1点突破のメッセージをホームページ上でどう表現するか。文章や画像や動画でどう表現するのか。」

 社会運動をしているときに「一点突破 全面展開」とか言うスローガンがありました。まさにそういうことなのです。

「いくらアクセス数が増えても無意味である。いかに中身をしっかり書くか。誰に、なにを伝えるのか」が大事である。

「WEBサイトの骨子を決める。訴求力のあるホームページを作成すること。」

「ネットはテレビのような垂れ流しが出来ない。大量宣伝が出来ない。困っている人、強い意志を持った人たちがネットで検索しホームページにやってくる。その人たちを満足させるホームページづくりをすべきである。」

「0・1秒で判断される。だから屋号とキーワードが重要。デザインも大事。」

「従来の広告手法は以下の通り。

注意→関心→欲求→記憶→行動(1929年)でした。

 その後電通がネット時代を見越して次の法則を打ち出した。

注意→関心→検索→行動→購買)→共有 である。

 講師の村上肇さんはこう提唱されています。

問題→検索→注意→関心→納得  であります。

 ファーストビュー(パソコンの可視画面)で訴求力のある画像とメッセージが必要になります。」

 ネットが進歩しブロードバンドになってからホームぺージ作成のありかたも変化しました。

 「画像は軽く、小さく」「画面は600ピクセル程度で」となっていました。2003年当時販売されていたテンプレートは670ピクセルの画面でした。その中に入れる内容記事は630ピクセルですべて表現していました。

 現在は940ピクセル程度の幅でホームページは作成されています。

 検索エンジンが性能が向上してきたので、すべてのホームぺージの記事は入り口になってきた。検索されていて自分のこしらえたホームページすべてが「入り口」になる。だからどのページも気を抜かないように作成しないといけない。

 yahooの「サイト検索」時代が主流の時代は、検索結果はトップ・ページが表示されていた。Googleが台頭してきて「ページ検索」の時代となり、Yahooもその方式に追随した。

 ネットの使用時間が増え、「パーソナル検索」の時代になればこそ、「伝えたい人に絞り込んで自社の(特長ー強みを適切に伝えるホームぺージづくり。」

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「お客様が困ったときにこそ役に立つホームページこそ価値があるのです。」

 電通が創業120年目にして赤字になりました。大企業が大量宣伝してもものが売れない時代になったのです。市場が縮小し、細分化しました。だからこそ特色のある中小零細企業には大きなチャンスであると思います。

 村上肇さんのセミナーを3日間(14時間)受講してそう確信しました。

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